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なでしこでRDBプログラミング【第一回】

2008年01月29日 · コメント(0) · RDBプログラミング

先日、メルマガに書いた内容ですが自分が忘れないようにこっちにも転載しておきます。

以下の内容は、プログラムメールマガジン「色彩」に書いた物です。

★ChocoのDB(データベース)を操作しましょうコーナー★

【第一回】RDBは何が使えるか?
なでしこは、ネイティブではSQLite2に対応してます。
純粋な意味でのRDBでは無いAccessも含めれば2種類のMDBに対応していると言えましょう。
その他にOracle、SQL Server、PostgreSQL、Firebird等、様々なRDBが利用できます。
しかしながら、なでしこで実際にRDBを接続している方は少ないように見受けられます。
原因の一つとして、マニュアルの整備が挙げられると思い今回筆を執りました。

なでしこは基本的にADO接続をサポートしてますのでODBC経由ならばほとんどのRDBが利用できます。
まずは、ADO接続でのRDB利用を説明します。

ADO開く。
DB閉じる。

この二つの命令さえ知っていれば、あとはODBCの設定だけです。
PostgreSQLの最新バージョンである、Version8.2.5を例にしてみましょう。
■Part1:PostgreSQLのSetting■

まずは最新バージョンをダウンロードしてみて下さい。
URLは、こちらをお勧めします。

http://www.postgresql.jp/

最新のバージョン8.2.5がすぐにダウンロードできるようになってますので、クリックしてダウンロードして下さい。
尚、Linux用もありますがくれぐれもWindows用をダウンロードして下さいね。
「Windows版(日本語版)インストーラのダウンロード」です。
ファイル名は「postgresql-8.2.5-1-ja.zip」になります。
ZIP形式で圧縮されてますので、あらかじめ解凍ソフトを入手しておくと良いでしょう。

「postgresql-8.2.5-1-ja.zip」を適当な場所で解凍した後に、「postgresql-8.2.exe」を実行して下さい。
インストールが始まります。
インストールそのものは、全てデフォルトで結構です。(今回、特に設定すべき点はありません。)
※ここで設定したID、パスワードは必ずメモしておいて下さい。
(標準インストールだと、IDは「postgres」になると思いますが。)
インストールが終了したら、次は基本となるDB(データベース)の作成です。

スタートボタンをクリックして、全てのプログラムを見渡すとPostgreSQLがインストールされたのがわかります。
「PostgreSQL 8.2」の中に「pgadmin3」がありますので起動して下さい。
起動すると、象が出てきます(笑)
「PostgreSQL Database Server 8.2」が見えますので、クリックして下さい。
パスワードの入力を求められますので、先ほどメモしたパスワードを入力して下さい。
画面上に「データベース」が表示されますので、右クリックして、「新しいデータベース」を選択して下さい。

<名前>は、「testdb」
<オーナー>は、「postgres」
<エンコーディング>は、「EUC_JP」
<テーブル空間>は、「pg_default」

設定するのは、それだけなので終わったら「OK」をクリックして下さい。
■Part2:ODBCのSetting■

コントロールパネル-管理ツール-データソース(ODBC)を開いて下さい。
「ODBCデータソースアドミニストレータ」の画面が表示されます。
「システムDSN」タブをクリックして下さい。
「追加」ボタンをクリックして下さい。
「PostgreSQL Unicode」を選択してから、「完了」をクリックして下さい。
「PostgreSQL Unicode ODBCセットアップ」画面が表示されます。
以下の項目を設定して下さい。

<データソース名>は、「test」
<サーバー名>は、「localhost」
<データベース名>は、「testdb」
<ユーザー名>は、「postgres」←違うIDで設定していたら、そのID名を入れて下さい。
<パスワード>は、先ほどメモしたパスワードを入力して下さい。
全部設定が終わったら、「保存」ボタンをクリックして下さい。

「ODBCデータソースアドミニストレータ」の画面に「test」が表示されていればOKです。
■Part3:なでしこからテーブルを作成する。■

それでは、いよいよ「なでしこ」からPostgreSQLを操作してみましょう。

#ここから——————————————————
接続文字列は「test」#ここはデータソース名です。
接続文字列でADO開く。
「CREATE TABLE post (DAY TEXT,Name TEXT,Age TEXT);」をSQL実行#ここで登録用の「post」テーブルを作成します。
「INSERT INTO post (DAY,Name,Age) values (‘2007/10/11′,’choco’,’20’);」をSQL実行#データを登録します。
「SELECT * from post;」をSQL実行#登録されたデータを読み込みます。
PDATAはDB結果全部取得#上で読込んだデータを変数「PDATA」に読込みます。
DB閉じる。
PDATAを言う。
終わる。
#ここまで————————————————————-

ちゃんとRDBに登録された日付と名前、年齢が表示されればOKです。

今回は、PostgreSQLのインストールと設定がメインでした。
次回は、テーブルの設定、いろいろな検索をやってみましょう。
それではまた来月お会いしましょう!

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