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オートマチックDB【SQL Server2005】に接続せよ!

2008年10月02日 · コメント(0) · 特集, 静かなる女王【SQL Server2005】

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#■1.SQL Server2005とは、どんなRDBなのか?■
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マイクロソフト社がずいぶん前に、サイベース社から購入したRDBのソースに手を加えて販売してるものです。
インストールに少々癖がありますが、一旦入ってしまうとほとんど手がかかりません。
機能のほとんどが自動化されており、初心者が扱ってもそれなりに動いてしまいます。
まさに高級車に乗ったような安定感が魅力です。
ただし、自動化のままだといくつかの機能はある程度のレベルで止まりますし、統計機能等を利用している場合はその統計ログが溜まるまでは最大パフォーマンスが出ません。
ですが、なでしこで同時アクセスが必要な大規模システムには最適です。
これには、いくつか理由があるので説明します。

①なでしこに専用命令がある。
そのおかげで、ODBCを設定する事なくSQL Server2005に接続できる。(これはデカイ!)
②初心者に優しい無償版でありながら、標準で様々なツールが用意されておりRDB初心者にも使いやすい。
③信頼性が高い大規模システムに耐えうる設計であり、トランザクションレベルにおいてはオラクルと並んでスナップショットモードをサポート
④サポートしているメーカーがいる。商業利用の時に最大のポイントがサポート面である。
万が一の時に、費用をかければサポートが受けられるのは最大のメリットだと思う。
⑤全ての機能において自動化が著しい。
チューニングすべき点はあるが、何もしなくてもそれなりに動いて早い!
デフォルトモードで様々な点が最適化に向けて、自動化されているからだ。
以上の事から、なでしこで複数ユーザーが利用するシステムにおいてはこのRDBを推奨します。

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■ 2.SQL Server2005 Express Editionを手に入れよう!■
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ダウンロードする物
Microsoft SQL Server 2005 Express Edition Service Pack 2
Microsoft SQL Server Management Studio Express Service Pack 2
※要注意:必ず、Service Pack2の物をダウンロードして下さい。
【SQLEXPR_JPN.EXE】は64ビット対応版なので、通常は【SQLEXPR32_JPN.EXE】をダウンロードして下さい。

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■ 3.SQL Server2005 Expressのインストール■
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SQLEXPR32_JPN.EXEをクリックして、インストールを開始して下さい。
以上(w
インストールについては、すでに様々なサイトで取り上げられているので割愛します。

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■ 4.外部からの接続を許可させる。 ■
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SQL Server2005 Expressは、標準で外部からの接続を拒否します。
これを解除してやらないと、ローカルでしか接続できません。
ただし、今回はローカル接続で説明しますので気にしないで下さい。

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■ 5.【Management Studio Express 】を使う。 ■
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SQL Server2005 Expressには、他のフリーのRDB以上に便利なユーティティが用意されてます。
それが【 Microsoft SQL Server Management Studio Express 】です。
以降、【 Management Studio Express 】と呼ぶ事にします。
【 Management Studio Express 】は、基本的に【 SQL Server2005 Express 】に対してほぼ全ての操作を行えます。
初回起動時には、【Windows認証接続】が適当だと思います。
デフォルトだと、大体その接続になっているので迷わずログインして下さい。
これだけだと、不親切かも知れないので詳しく書きますとこんな感じです。
1.【 Management Studio Express 】を起動。
2.【サーバーへの接続】画面が表示されます。
3.【サーバーの種類】は「データベースエンジン」
3-1.【サーバー名】は「(自分のPC名)¥SQLEXPRESS」
3-2.【認証】は「Windows認証」
3-3.【接続】ボタンをクリックして下さい。

これで接続できたはずです。
一番最初は、DBすら作成されてませんのでまずはDBの作成ですね。
1.画面左に【データベース】がありますので、それを右クリックして下さい。
2.【新しいデータベース】を選択して、クリックして下さい。
3.【新しいデータベース】画面が表示されます。
4.【データベース名】に、自分が付けたいデータベースの名称を入れて下さい。
今回は暫定的に「123」と入れてみます。
5.【OK】ボタンをクリックして下さい。これで「123」と言うDBが作成されました。
次に、なでしこ側からアクセスする為にユーザーを作成します。

【 SQL Server2005 】の全バージョンは、管理者権限を持ったユーザーとして【sa】と言うユーザーを持ってます。今回は、【sa】を使ってみましょう。
1.画面左の【セキュリティ】-【ログイン】を見て下さい。
2.その中に【sa】がいます。
3.【sa】を右クリックして下さい。
4.【プロパティ】を選択してクリックして下さい。
5.【ログインのプロパティ - sa】が表示されます。
6.【パスワードポリシーを適用する】のチェックを外して下さい。
7.【パスワードの期限を適用する】のチェックを外して下さい。
8.【ユーザーは次回ログイン時にパスワードを変更する】のチェックを外して下さい。
9.【規定のデータベース】を「123」にして下さい。
10.【規定の言語】を「Japanese」にしてください。

次に詳しい設定を行います。
【ログインのプロパティ - sa】画面の左側に、「全般」、「サーバーロール」、「ユーザーマッピング」、「状態」が表示されてます。
1.【サーバーロール】をクリックして下さい。
2.【sysadmin】にチェックを入れて下さい。(既に入っていればOKです。)
3.【ユーザーマッピング】をクリックして下さい。
4.右の画面に、今利用できるDBが表示されてます。
5.「123」にチェックを入れてください。(たぶん、一番上に表示されていると思います。)
6.チェックを入れると、下に【123のデータベースロールメンバーシップ】が表示されます。
7.【db_owner】にチェックを入れてください。
8.これで全ての設定が終わりましたので、下にある【OK】ボタンをクリックして下さい。
これ以降の操作は、基本的になでしこ側で行います。

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■ 6.【なでしこからSQL Server2005 Express 】を使う ■
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1.テーブルを作成する。
5で「123」と言う名前のDBを作成しましたね。それに対して、今度はテーブルを作成してみましょう。
テーブルを作成する前に、実際に投入するデータを考えて見ましょう。
実業務では、様々なデータがありますがDBを利用する場合は、そのデータに合わせたテーブルを作成する事が重要です。
今回は簡単に住所と電話番号にしておきましょう。
住所は漢字を使います。電話番号は半角数字にしましょう。
ついでに全データに連番を振ると、後で都合がいいのでそれも設定しておきましょう。
テーブルの項目名ですが、住所はTEST_ADDRESS、電話番号はTEST_TELLにしておきます。
住所は漢字なので常に2バイト使う事を考えるとCHARタイプで多めにした方がいいですね。
ここでは、VARCHARと言う型で宣言して、50バイトにしてみました。
50バイトですが、50文字と言う意味ではありません。
漢字は1文字で2バイトを利用しますので、この場合は25文字となります。
電話番号は数字ですが、頭に0が入るので数字属性ですと0が消されてしまいます。
ここでは、住所と同じくVARCHARと言う型で宣言してみます。
桁数は、携帯電話までを考慮すると最大11桁ですので11バイトを確保しておきます。

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#※パスワードを忘れてしまった人の為に、再設定方法を7で記述しておきます。
#SQL Server2005 Expressへの接続命令は、【ホスト名+SQLEXPRESSのDB名でSQLSERVER2005開く】です。
#今回の場合は、DB名が「123」とわかっているのでそのまま入れます。
#ホスト名ですが、私のPCを利用するので私のPC名「CHOCO」を入れますね。
DBユーザーID=「sa」
DBパスワード=「xxxxx」//SQL Server2005 Expressをインストールした時に入力したパスワードを入れて下さい。
「CHOCO¥SQLEXPRESS」の「123」でSQLSERVER2005開く
「CREATE TABLE TEST_MASTER(TEST_ID int identity(1,1),TEST_ADDRESS varchar(50),TEST_TELL(11) primary key);」をSQL実行
DB閉じる。
#ここまで—————————————————
上記の文を実行すると、DB「123」の中に「TEST_MASTER」と言う、テーブルができます。
用意するCSVファイルは、こんな感じ。

東京都文京区本郷,0350009999
埼玉県和光市白子,0483764873
千葉県松戸市本町,08099993333

EXCELで作成して、CSVファイルで保存するのが一番簡単ですね。
今回のファイル名は「TEST.CSV」としましょう。
では、このCSVファイルを「TEST_MASTER」に入れるプログラムを作成して見ましょう。
※□□は、必ず空白に置き換えて下さい。
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DBユーザーID=「sa」
DBパスワード=「xxxxx」
「CHOCO¥SQLEXPRESS」の「123」でSQLSERVER2005開く
「TEST.csv」を毎行読んで反復//デスクトップにファイルがある時は「{デスクトップ}TEST.CSV」になります。
□□「”」を「」に置換。
□□「,」で区切る。
□□住所はそれ[0]
□□電話はそれ[1]
□□「INSERT INTO TEST_MASTER (TEST_ADDRESS,TEST_TELL) VALUES (‘{住所}’,'{電話}’);」をSQL実行
DB閉じる。
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これでデータが登録できました。早速、中身を見てみましょう!!#——————————————————–
DBユーザーID=「sa」
DBパスワード=「xxxxx」
表示内容とは配列
「CHOCO¥SQLEXPRESS」の「123」でSQLSERVER2005開く
「SELECT * FROM TEST_MASTER;」をSQL実行
表示内容=DB結果全部取得
DB閉じる。
表示内容を言う。
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中身は、きちんと登録されてましたか?
何もない場合は、なでしこで作成したプログラムがどこか間違っているのだと思います。
積極的に命令【言う】を設置して調べて見ましょう。

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■ 7.「sa」のパスワードを変更しよう! ■
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うまくSQL Server2005 Expressをインストールできても、管理者用IDである「sa」のパスワードがわからない人は多いかも知れません。
そういった人達の為に、「sa」のパスワードを変更する方法を記載しておきます。
1.【 Management Studio Express 】を起動。
2.【サーバーへの接続】画面が表示されます。
3.【サーバーの種類】は「データベースエンジン」
3-1.【サーバー名】は「(自分のPC名)¥SQLEXPRESS」
3-2.【認証】は「Windows認証」
4.【接続】ボタンをクリックして下さい。
5.接続できましたら、画面左側に【オブジェクトエクスプローラ】が表示されてます。
6.【セキュリティ】-【ログイン】-各ユーザー
7.「sa」ユーザーが表示されていますので、右クリックして、「プロパティ」を選択して下さい。
8.【ログインのプロパティ】画面が表示されますので、上の方の「ログイン名」を見てください。
9.ラジオボタンがありますので【SQLSerer認証】にして下さい。
10.パスワードが変更できるようになります。
11.自分の考えたパスワードをパスワード(P)とパスワードの確認入力(C)に入力して下さい。
12.【ログインのプロパティ】画面下の「OK」ボタンをクリックして下さい。
13.これでパスワードの変更は終わりです。
あとは今変更したパスワードを、【なでしこ】で作成したプログラム内で利用すればOKです。
お疲れ様でした!!

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